2014年12月私の大切な人が、悪性腫瘍で天に召されました。まだ30代という若さでした。発症から1年半の闘病生活の間、私は医師として、一人の人間として出来る限りのサポートをしたつもりでした。しかしながら、彼女の心のケアまで十分にできていたかどうか、いまでも自信がありません。
この瞬間も、同じように多くのがん患者さんが苦しんでいらっしゃいます。闘っている患者さんにも、ご家族にも、お友達にも、十分な正しい知識をもって、最良な選択肢を選び、心から支え合っていただければと思い、この団体を立ち上げました。がんで自分を見失ってしまっている患者さんが、本来の自分らしさを取り戻せるように、見守り、支える場が『一般社団法人 岡山がんサポートネットワーク』です。
当法人が運営する、最初のクリニックとして『MANA乳腺甲状腺クリニック』は誕生しました。『MANA』とは、ハワイ語で『人や自然、生き物が本来持つ、奇跡的なパワー』という意味です。病気やがんにより、光を失ってしまった患者様に、ご自身が本来持つ奇跡的な力を取り戻して、再び輝いていただけるように、この名前を付けました。また、日本語で『愛』は『まな』という読み方もできます。我々スタッフは、いつでも『愛』を持って、診療、ケア、サポートにあたります。
クリニックは、リラックスして非日常を感じられるように、南国をイメージして設計していただきました。
ここで我々は、患者様やご家族の笑顔があふれるクリニックを目指します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 岡山がんサポートネットワーク
MANA乳腺甲状腺クリニック
理事長 関 真理
平成15年3月 | 川崎医科大学卒業 |
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平成15年4月 | 医師免許取得 川崎医科大学附属病院 外科研修医 |
平成17年4月 | 川崎医科大学 乳腺甲状腺外科へ入局 |
平成23年4月 | 関医院 院長 現在、岡山済生会総合病院 外科(乳腺外科)非常勤 |